健康と美容 Health & Beauty

プルーンと骨の健康

プルーンが骨の健康や骨粗しょう症にもたらす効果は、世界各国の研究機関で証明されています。フロリダ州立大学が発表した研究レポート『閉経後女性の骨に対するプルーンと乾燥リンゴの効果の比較』*によると、閉経後の女性を含めたあらゆる年代の骨の健康改善に役立つ、簡単で効果的な対策は「プルーンを食べること」であるとされています。

骨の健康改善に役立つプルーン

フロリダ州立大学とオクラホマ州立大学の研究者による共同研究では、閉経後の女性たちを2つのグループに分け、12ヶ月にわたって試験が行われました。この試験では、第1グループの女性たちに毎日100グラムのプルーン(約10個)を、第2グループには同じ量の乾燥リンゴを食べるよう指示されました。その結果、プルーンは乾燥リンゴと比べて骨の強度を左右する骨密度が高くなるという成果が得られたのです。
研究チームの一人、アルジマンディ博士によれば、プルーンに“骨再吸収”の速度を抑える力があることが研究結果の一因となったそうです。骨再吸収とは骨が分解されることを言い、普通は歳をとるにつれて骨再吸収が新しい骨の成長スピードを上回りやすくなります。つまり、プルーンは加齢に伴い骨がもろくなるのを抑える働きを持ち、骨の健康改善を助ける食品なのです。

男性にもある骨粗しょう症のリスク

更年期の始まりとともに、卵巣ホルモンの分泌が突然止まることで起こる“骨粗しょう症”。日本では約800万人もの女性が骨粗しょう症にかかっています。また、骨粗しょう症は一般に女性に多い病気というイメージですが、意外なことに男性でも約200万人が骨粗しょう症にかかっており、合計すると約1000万人もいると考えられています。**
アルジマンディ博士によれば、骨粗しょう症は女性だけに起きる病気ではなく、男性も65歳前後から女性と同じペースで骨がもろくなり始めるそうです。
さらに博士は、プルーンが骨の健康にもたらす効果について次のように述べています。
「これまでにイチジクやデーツ、イチゴ、レーズンなど数多くの果物を調べてきましたが、骨密度への効果ではプラムを乾燥させた“プルーン”に及ぶものはありません。あらゆる野菜と果物には栄養的によい効果がありますが、骨の健康についてはプルーンが際立って有効なのです」

骨粗しょう症予防に1日2~3粒

アルジマンディ博士は、骨の健康維持や改善に関心のある人へ向けて、骨密度に対するプルーンの目覚ましい効果に注目するよう訴えています。
「骨折してから、あるいは骨粗しょう症と診断されて処方薬が欠かせない状況になってからでは遅いのです。そうなる前に、意味のある予防策をとってください。プルーンを1日2~3粒食べることから始めて、1日6~10個まで少しずつ増やしてもよいでしょう」
プルーンはそのままでも、料理に取り入れてもおいしく食べられる食品です。さまざまなプルーンレシピを楽しみながら、骨の健康改善や骨粗しょう症の予防を心がけていくことが大切です。