健康と美容 Health & Beauty

スぺシャリストは語るクローズアップ・インタビュー

カリフォルニアプルーンを皆様の生活にお役立て頂けるよう、日ごろ気になるカラダのこと、健康や美容のことを、各分野でご活躍中の方々に伺いました。

山名 哲郎 (やまな てつお)先生 社会保険中央総合病院 大腸肛門病センター部長

大腸・肛門病、特に機能疾患(便秘、便失禁)の診断と治療を専門とする。
著書に『読んだらわかる!排便障害患者さんへのアプローチ(メディカ出版)』『スーパー便秘に克つ!(文藝春秋)』がある。

山名先生の便秘スッキリ!ミニ講座(3回シリーズ)

その3 【食物繊維の上手な摂り方】

Q1.先ほど食物繊維の話が出ましたが、食物繊維の上手な摂り方を教えてください。

食物繊維は、まず日常生活の中で継続して摂らないと意味がありません。例えば朝ご飯ですと、もちろんしっかり摂ることが大事なのですが、野菜や根菜類を上手に摂ることが大切です。生野菜のサラダは量が多いように見えますが水分が多く、食物繊維はあまり入っていませんので、例えばお味噌汁の中に様々な野菜や根菜類を入れますと多くの食物繊維を摂ることが出来ます。また、ヨーグルトにつけてプルーンのようなドライフルーツを摂ると食物繊維をしっかり摂ることが出来ます。

Q2.忙しい方がいつでもどこでも確実に摂るにはどうしたらいいでしょうか?

もし時間がなくて朝食をしっかり摂ることが出来ないという方は、食物繊維のサプリメントを摂っていただくといいと思います。また、手軽に持ち運び出来て、おやつ代わりに摂れるものがいいでしょう。それに最も適しているのはプルーンなどのドライフルーツです。特にプルーンは不溶性と水溶性の食物繊維がとてもバランスよく含まれているので、栄養学的にも、便秘を予防改善したりする上でも、食物繊維を摂るにはとても適しています。

Q3.さて、『腸は第2の脳』といわれますが、ストレスと腸の動きについて密接な関係があるというのは本当ですか?

腸と脳は自律神経のネットワークでつながっていて、非常に密接な関係があることがわかっています。緊張してくると急にお腹がゴロゴロしたりお腹が張ったりする、という経験をされた方もおられると思います。脳で感じたストレスなり緊張なりが、即座に腸の症状として現れてきます。
 
『腸は第2の脳である』と最初に提唱したアメリカの生理学者マイケル・D・ガーション博士が、従来は脳の中にしか見られなかったセロトニンという神経伝達物質が腸の中にも多く見られることを発見して世界を驚かせました。脳と腸には極めて密接な関係があることがわかり、「腸脳相関」と呼ばれていて、世界中の内科医、生理学者に非常に注目されています。

Q4.ストレスがお腹の調子が悪くする、ということですか?
 

はい。特にストレス性便秘と言われる過敏性腸症候群という病気では、脳で感じたストレスを腸が過敏に反応してしまい、それによって腸の知覚異常であるお腹の痛みや張りや、運動異常である便秘、下痢といった症状が現れてきます。ストレスが強いと自律神経のバランスが悪くなり、セロトニンという物質が過剰に分泌されて、腸の動きが活発になり過ぎます
 
便秘の改善には、上手に自律神経をコントロールすることが大切になってきます。そのためには、生活のリズムを規則正しくする、睡眠を充分に摂る、食物繊維の入った食事をしっかり摂る、といったことが大切となります。