健康と美容 Health & Beauty

プルーンと生活習慣病

日本だけではなく、アメリカなど海外でも問題となっている生活習慣病。その原因はさまざまですが、高カロリーの偏った食生活から肥満や高血圧といった生活習慣病になり、動脈硬化を引き起こすケースも少なくありません。
生活習慣病の予防には、低カロリー・低コレステロールで栄養バランスのとれた食事がよいとされています。しかし、たとえ健康的な食事でも毎日楽しく続けられないと意味はありません。そこでいま注目されているのが、健康効果に優れ、手軽においしく食べられるプルーンなのです。

プルーンではじめる、動脈硬化予防

厚生労働省が平成19年に行った調査によると、日本人の死因に多い心疾患や脳血管疾患の大多数は動脈硬化が原因とされており、世界各国でも動脈硬化の予防は大きな課題となっています。こうしたなか、2008年にアメリカの専門誌で『プルーンが動脈硬化の発症を遅らせる』*という実験結果が発表されました。 最近では、プルーンは便秘解消などお腹の健康を助けるだけではなく、動脈硬化予防など心臓の健康にも役立つ食品としても認められてきています。プルーンは動脈硬化の原因のひとつである悪玉コレステロールを低下させ、抗酸化作用にも優れた食品です。また、低カロリーながらカリウムやマグネシウム、ホウ素など多くの栄養素を含んでいるため、適正な血糖値の維持を助けるなど数々の健康効果をもたらしてくれるのです。

プルーンでおいしくカロリーコントロール

米国立衛生研究所にある心肺血液研究所によれば、カロリーのとり過ぎなどによる過体重や肥満は、高血圧や糖尿病といった慢性疾患につながる可能性があるそうです。その一方で、低体重も健康にとっては危険です。重度の低体重は骨粗しょう症のリスクを高め、場合によっては感染症を防ぐ力を低下させることも。つまり、体重は重すぎても軽すぎても不健康だということです。
体重管理には、健康的な食事と適度な運動を“続けていく”努力が必要です。ただし、なにごとも楽しくなければ続けられません。そこで継続的な食生活の改善に取り入れたいのがプルーンです。プルーンはカロリーや脂肪が少なく食物繊維が豊富な、健康食品の優等生。朝食にヨーグルトに入れたり、スナックとしてそのまま食べたり 、低カロリーで健康的な食生活を楽しく続ける助けとなってくれるのです。

おやつにプルーン、がいい理由

サンディエゴ州立大学運動栄養科学部のマーク・カーン博士率いる研究チームによれば、間食にプルーンを食べると食欲を抑える効果があり、栄養面でもメリットがあることが最近の研究で明らかになりました。**この研究が行われた背景として、アメリカでは女性の約87%が1日2回の間食をとっていることから、満腹感をもたらす食品が見つかればカロリーや体重のコントロールに役立つと考えられたそうです。
研究では、成人女性に間食としてプルーンと低脂肪クッキーをそれぞれ別の日に与え、空腹感に関するアンケートと血液検査を実施。その結果、プルーンを食べた時の方が満腹感が高くなり、血中のグルコースとインスリンの濃度が低くなりました。また、同じような実験を2週間続けると、血中の脂質や食事の質が改善され、腸の動きが活発になったそうです。栄養価が高く、低カロリーで満腹感を得られるプルーン。毎日のおやつに上手に取り入れていきたいものです。