健康と美容 Health & Beauty

Women’s Health女性の健康と栄養的ニーズに関するリリース

第1章 年齢や体女性の健康 – バランスのとれた食生活で健やかな暮らしを

年齢や体の状態に合わせたバランスのとれた食生活を

生涯の体の変化に合わせた食生活を送ることは大切なことです。将来を考慮しながらバランスのとれた食事をすれば、倍の効果が得られます―つまり、今日一日の行動に必要なエネルギーを獲得すると同時に、今後の健康に投資することになるのです。
少し前まで、女性に必要とされる栄養は、妊娠と授乳に基づいて定義されていました。しかし時代は変わりました。かつての世代よりも寿命が延び、祖母の年代が経験しなかった健康上の諸問題に直面するようになったのです。私たちが生活し、働き、遊ぶ環境の社会的、文化的、心理的、経済的要素が、性別、生理、年齢に劣らず食品の選び方や健康状態に影響を及ぼしています。
ここで、生涯の体の変化に合わせた食生活に役立つ情報と、以下に挙げる健康と栄養面のニーズをめぐる議論をご紹介します。

  • 女性に特有の要素 — 妊娠
  • 女性により共通の要素 — 骨粗鬆症、一部のガン、体重管理
  • 心臓疾患など、顕在化も治療も異なる要素

生涯にわたる健康的な食生活を考える土台としてフードガイドピラミッドを利用する方法については、いくつか情報があります。まずはそれに目を通し、従うことから始めましょう。ピラミッドが示す最小のサービング数に合わせて考案された献立見本を利用します。詳細な情報は、年齢や体の状態に合った栄養的ニーズについて論じているトピックを参照してください。

  • 新米の母親のためのサバイバル・ガイド
  • バック・トゥー・ザ・フューチャー―若いうちに始めて晩年における骨粗鬆症の発症率を下げましょう
  • 体重の問題―太りすぎや痩せすぎによる健康面でのリスクを避けましょう
  • ガン発症率を下げるには
  • 冠動脈疾患―女性に特有の問題も(未定)
  • 生涯にわたり精力的に―体を動かし健康維持を(未定)

女性に特有の様々な問題

女性が健康的な食生活を目指す場合、一番の根本的動機は個人的なものです。実際にどのような栄養が必要であるかは人それぞれです―第二次性徴期や更年期などの成長段階、あるいは育児と親の介護が重なるなどの生活面の変化に影響を受けます。特に以下の場合、女性は食事に気を遣います。

  • 妊娠
  • 出産、育児
  • 本人または10代の子供が菜食主義者になった場合
  • 本人または家族のだれかが趣味で(あるいは競技者として)運動に力を入れるようになった場合
  • 病気と診断された配偶者がいる場合
  • 広告の中で、閉経後1年目に身長が1インチ縮んだと述べている女性が元モデルだと分かったとき
  • 初めて乳房X線写真を撮影した場合、または親友が乳ガンと診断された場合
  • 人気のニュース・パーソナリティーが、大腸ガンの早期発見にと大腸の内視鏡検診を勧めたとき
  • 高齢の両親を介護する場合

人生は複雑なものですが、
健康的な食事は難しく考える必要はありません

バランスのとれた食習慣にとっての障害

  • アメリカ人の70%が、健康的な食事は複雑すぎると考えています(栄養学的洞察(Nutrition Insights)、2000年6月)。
  • アメリカ成人の71%、および26~34歳の80%が、1日にすべきことが多すぎて時間にまったく余裕がないという点で賛同しています(ミンテル・コンシューマー・インテリジェンス(Mintel Consumer Intelligence)、just-food.com news 8-30-01のウェブサイトからアクセス)。
  • 実際、それを裏づける報告があります。過去10年間で、年間労働時間が36時間増加しているのです(国際労働機関、国連)。
  • アメリカ人の44%が、好きな食べ物を我慢したくないと考えています(米国ダイエット協会 あなたと栄養: トレンド2000)。

四六時中食事に気をつけながら過ごしたいと思う人はあまりいません。栄養的に優れた食事をとろうとするあまり、多忙な日常生活に無理があっては逆効果です。仕事や家族、移動に追われる生活で、食事の準備に15分以上かけたくないと願い、コンビニエンスストアやテイクアウトで売られる、付加価値のある出来合いの食品にますます依存しているのが現状です。まさにこのようなライフスタイルが、過去20年間に見られる驚異的な肥満の増加と、慢性疾患発症の「低年齢化」に影響していると考えられます―全米コレステロール教育プログラムの新しいガイドラインでは、20歳以上の成人に、5年に1度リポタンパク質プロフィールを測定することを勧めています。
 
仮にやむを得ず、あるいは進んでデリやスーパー、レストランで料理された食品に頼る場合は、フードガイドピラミッドの食品群を使えば、アメリカ人のためのダイエット・ガイドライン(2000年度)に従うことができます。食品群について理解し、その単位量の見積もり方を修得しましょう。そうすれば、レストランやスタンド、パーティーで料理を選ぶ場合、また自動販売機で食品を買う場合に、どのような組み合わせが適当かが、すぐに直感で分かるようになります。着実に―時間をかけて徐々に変えていきましょう。80-20ルールも忘れずに―長期的な健康に大きく影響するのは、私たちが1日の大半を費やしている、食と行動なのです。食事は腹八分目に抑え、同時に運動を習慣化すれば、どんな食品も健康的に摂ることができます。

専門家の意見
 

健康的な食事は体のためだけでなく、人生の大いなる楽しみの一つでもあります。健康的な食事プランを作成する場合、その方法と食品には幅広い選択肢があるので、好物を加えることもできます。健康を一番に考えてアメリカ人のためのダイエット・ガイドラインに従う場合でも、選択の余地はいうにあるのです。

  • 健康な体を目指しましょう
    健康的な体重を目指しましょう。毎日欠かさずに運動をしましょう。常に体を動かすように心がければ、脂肪が減って筋肉が増え、エネルギー代謝が活発になります。その結果―着る服のサイズが小さくなります。すでに体重が理想的な範囲にある場合は、食べる量を増やしても体重を維持でき、同じ量を食べていても減量することが可能になります。
  • 健康的な食事の土台を作りましょう
    フードガイドピラミッドに従って食品を選びましょう。体が変化するにつれ必要な栄養も変化しますが、食事の中心的な部分は、フードガイドピラミッドの食品群を土台としています。 毎日、様々な種類の穀類、特に全粒粉を使いましょう。 毎日、様々な種類の果物や野菜を摂りましょう。 食品の貯蔵管理を徹底しましょう。
  • 賢く選びましょう
    飽和脂肪酸やコレステロールが少なく、総脂肪量が控えめの食事をとりましょう 糖分を過剰摂取しないような飲料や食品を選びましょう。 塩分を控えましょう。 アルコール類はほどほどに。

Mary Jo Feeney (メアリー・ジョー・フィーニ)

米国栄養士会財団理事会の理事やカリフォルニア栄養士会の元会長を務めるなど、栄養学の専門家として30年以上のキャリアをもち、食品業界やヘルスケア業界で屈指のコンサルタントとして活躍。 本協会の栄養学研究のコーディネーターでもあります。。