健康と美容 Health & Beauty

Women’s Health女性の健康と栄養的ニーズに関するリリース

第4章 お母さんになる人へ女性の健康 – バランスのとれた食生活で健やかな暮らしを

お母さんになる人へ バランスのとれた食生活のアドバイス

注意 以下の内容は、栄養や保健全般に関する医師・ヘルスケアプロバイダーとの相談に代わるものではありません。
 
妊娠中というのは、期待でわくわくする時期です。しかし、自分以外の人間の命を育てていく責任に対していくらかのおそれや不安を感じる時でもあります。妊娠をきっかけにして自己を見直し、バランスのよい食生活を取り戻す人もいます。きちんとした食生活を送りたいと思ってはいてもなかなかきっかけがつかめなかったなら、新しい命のために新しい習慣を身に着けるのに今が絶好のチャンスです。おなかの中の赤ちゃんは、必要な栄養をお母さんにもらって、日一日と育っていくのです。
 
赤ちゃんがおなかの中で成長するには、母体が妊娠するまでに何年間もかけて蓄えておいた栄養素が必要です。妊娠していなくても女性が常に妊娠に備えた食事をとるようにアドバイスされることが多いのはそのためです。また、妊娠中にはある種のビタミンやミネラルの必要量が増加します。「妊婦のための一日食品摂取量ガイド」にもとづいたバランスのよい食事には、母体の健康と胎児の成長の両方に必要な栄養素がすべて含まれています(鉄と葉酸は除く)。牛乳や乳製品でカルシウムを十分にとることができない場合、あるいはそうしたくない場合、医師などのヘルスケアプロバイダーが鉄と葉酸を含む妊婦用ビタミン剤やカルシウムサプリメントを処方してくれるかもしれません。ビタミン、ミネラル、ハーブのサプリメントを飲んでいる場合、または飲むことを考えている場合は、そのことを伝えましょう。

妊婦のための一日食品摂取量ガイド

高栄養食品群 主要栄養素 必要とされる
サービング
1サービングの例
牛乳、ヨーグルト、チーズ カルシウム、タンパク質 3~4サービング 牛乳またはヨーグルト1カップ、チーズ1 1/2オンス
動物肉、鳥肉、魚、乾燥豆類、卵、ナッツ タンパク質、鉄 2~3サービング 骨なし調理肉3オンス(トランプ1組大)、卵2個、調理乾燥豆4オンス、ナッツ1/3カップ、豆腐3オンス、ピーナッツバター大さじ2
果物 ビタミンA、ビタミンC、葉酸、食物繊維
注:カルシウムを強化した果汁もある
最低2サービング(それ以上が望ましい) 果物1切れ(中サイズ)、果物(刻んだもの、加熱したもの、缶詰)1/2カップ、プルーンなどのドライフルーツ1/4カップ、果汁6~8オンス
野菜 ビタミンA、ビタミンC、葉酸、若干の鉄、食物繊維 最低3サービング(それ以上が望ましい) 濃緑色葉菜(生)1カップ、野菜(調理または生)1/2カップ
パン、シリアル、米、パスタ ビタミンB類、鉄、葉酸(強化穀類) 最低7サービング(未精白穀類と強化食品が望ましい) パン1切れ、調理した米またはパスタ1/2カップ、コールドシリアル3/4~1カップ…最低4サービングは未精白穀類とすること

※米国農務省および米国保健福祉省(2000年)「米国民のための食事ガイドライン」第5版、ホームアンドガーデンビュレティン第232号、米国政府印刷局(ワシントンDC)から改変。

  • バラエティーに富んだ食品を毎日とりましょう。すべての食品群から、そして各食品群の中でもいろいろな食品を選びましょう。
  • 未精白穀類、果物、野菜、ドライフルーツ(プルーンなど)といった高繊維の食品を選びましょう。
  • 植物性食品や野菜に含まれる鉄分の吸収を助けるために、柑橘類の果実や果汁、葉菜、トマトなどのビタミンC源を毎日とりましょう。
  • 毎日運動をしましょう。ウォーキング20分でもよいのです。妊娠中にぴったりで安全な運動にはどんなものがあるか、ヘルスケアプロバイダーに聞いてみてください。

プルーンジュースひとくちメモ

妊娠中にプルーンジュースを飲む女性が多いのには理由があります。

  1. 栄養素を体内に行き渡らせるのに水分は大事な役割を果たします。水、果汁、牛乳などの水分を一日に最低コップ8杯は飲んでください。栄養豊富なプルーンジュースは糖分無添加です。
  2. 鉄は血液供給を高めるのに重要です。また、赤ちゃんは生後4~6ヶ月まで母乳しか飲みませんが、母乳には鉄分がほとんど含まれていないので、その期間のために鉄を余分に蓄えておかなくてはなりません。プルーンジュースならコップ1杯で鉄分がたっぷりとれます。
  3. 妊娠中は便秘になりやすいものですが、プルーンジュースはおなかの働きを助けてくれます。

Mary Jo Feeney (メアリー・ジョー・フィーニ)

米国栄養士会財団理事会の理事やカリフォルニア栄養士会の元会長を務めるなど、栄養学の専門家として30年以上のキャリアをもち、食品業界やヘルスケア業界で屈指のコンサルタントとして活躍。 本協会の栄養学研究のコーディネーターでもあります。。