健康と美容 Health & Beauty

プルーンと女性の健康

プルーンは体を若く健康に保つ働きを助け、美容や妊婦にもよい成分を豊富に含むなど、女性にうれしいさまざまな健康作用のある栄養豊かなフルーツです。
生のプルーン果実とそれを乾燥させたドライ・プルーンには、体に有毒なフリーラジカル(活性酵素)を中和する“フェノール”という抗酸化物質が含まれています。
フリーラジカルは不対電子をもっているために分子を引き離したりして生細胞を破壊してしまうことがあり、また他の分子と結合して細胞にとっての異物となることがあります。一方フェノールと呼ばれる抗酸化物質は損傷予防作用を持ちフリーラジカルが脂肪(細胞膜、脳細胞等の主要成分)に及ぼす損傷(酸化ストレス)を予防します。
その優れた抗酸化作用に加え、ドライ・プルーンには体内でビタミンAに変わるβ-カロテンなどの栄養素も多く、心臓発作や脳卒中、動脈硬化、糖尿病性心疾患、結腸癌など、フリーラジカルが引き起こすさまざまな疾患の予防・抑制にも役立ちます。
また、喘息、変形性関節炎、関節リウマチなどの炎症性疾患の抑制にも役立つことが知られています。

美容に役立つアンチエイジング食品

最近では抗酸化物質のサプリメントが人気を集めていますが、抗酸化物質は本来、食品中のさまざまな栄養素と一緒にとる方が高い効果をもたらす可能性があります。特に美容の大敵、脂肪とコレステロールを含まないドライ・プルーンなら、毎日おいしく食べながら美容によい食物繊維やビタミン、ミネラルをとることができます。
さらに、ドライ・プルーンは若く健康な皮膚を守るのを助けます。ドライ・プルーンに含まれる強力な抗酸化物質がフリーラジカルから細胞を守るため、皮膚が若々しくしなやかに保たれる美容効果が期待できるのです。そのため、ドライ・プルーンは皮膚の柔軟性と水分を保つ美容クリームやローションに配合されることも多く、閉経後の女性などに対してコラーゲンの生成を助ける働きがあるなど、女性にうれしい数々の美容効果を備えています。

プルーンのチカラで更年期対策を

女性にとって大きな悩みである更年期障害にも、ドライ・プルーンはさまざまな健康効果をもたらします。例えば、ドライ・プルーンが持つ抗酸化作用は、更年期障害で多くの女性が経験する“ホットフラッシュ”にも有効とされています。
また、更年期には女性ホルモン(エストロゲン)の減少によりコレステロール値が上昇するため、コレステロールを低下させる手段としてホルモン補充療法がしばしば用いられます。しかし、健康上の理由などでこの方法を勧められない女性もいるのです。それに代わる方法として考えられるのが、身体保護作用のある植物性の繊維質などの栄養素が豊富な食品を食べること。もちろん、ドライ・プルーンもそうした健康食品のひとつです。特に、プルーンにも含まれるペクチンなどの水溶性食物繊維は、その健康効果が大きいとされています。

妊婦とプルーンのいい関係

妊娠中は期待や不安などさまざまな気持ちで揺れ動く時期ですが、なかでも妊婦のみなさんが気にしているのが食生活ではないでしょうか。お腹のなかの赤ちゃんは、必要な栄養を妊婦にもらって成長していきます。赤ちゃんが健康的に育つには、お母さんが妊娠するまでに何年もかけて蓄えておいた栄養素が大切なカギとなるのです。
そこで妊婦のみなさんの大きな助けとなるのがプルーンです。プルーンには妊婦を含め、女性に不足しがちな鉄分や食物繊維がたっぷりと含まれています。母乳には鉄分がほとんど含まれていないため、プルーンを食生活に取り入れることで、妊娠前に体内へ鉄を余分に蓄えておくのに役立ちます。また、妊娠中はホルモンバランスなどの影響で便秘になりがちですが、良質な食物繊維を豊富に含んだプルーンなら、おなかの働きをやさしく助けてくれます。

Women’s Health -女性の健康と栄養的ニーズに関するリリース-

Mary Jo Feeney (メアリー・ジョー・フィーニ)

米国栄養士会財団理事会 理事、カリフォルニア栄養士会 元会長、栄養学の専門家として30年以上のキャリアをもち、食品業界やヘルスケア業界で屈指のコンサルタントとして活躍。本協会の栄養学研究のコーディネーター。