カリフォルニアプルーン、今年の作柄は大粒の予想

カリフォルニア州ローズビル – 2023年6月13日

カリフォルニア州現地では今春プルーンの開花時期に好天に恵まれ、果実が順調に大きく育っているとのこと。生産量全体では昨シーズンと同等の収穫量が見込まれ、カリフォルニアプルーン協会執行委員会によれば、2023年の収穫量は推定で75,000ショートトン（68,000MT）となり、今シーズンも需要に対して供給がタイトになることが予想されている。

一方で、果実のサイズが大きく育っていることは、カリフォルニアプルーンのプレミアムな品質をより後押しするものとして、業界にとっては喜ばしいニュースである。現在プルーンの実は木に成り、大きく育っている過程にあるが、春季の降雨に恵まれた天候と自然落果によって最適なサイズのプルーンが揃うとの見込みだ。

カリフォルニアプルーン協会のエグゼクティブディレクター、ドン・ゼイ氏は「カリフォルニアプルーンのハンドラー達は一丸となって慎重な在庫管理を続けており、世界中のお客様からの需要に応えられる体制を整えている。私たちは今年度、安定供給を行える状態にあると言える。」とコメントした。一方「当面、世界的に高騰する事業コストと需要に対して不足している供給状態が続くことから、価格への圧力が続くと思われる。」との見解も示しました。

先月イギリス、ロンドンで開催された第40回世界ナッツ・ドライフルーツ会議（INC）で、 ドライフルーツ業界のリーダー達による討論会にパネリストとして参加したゼイ氏は、世界のプルーン需要の高さを考慮したとき、今年度の生産量の増加は比較的バランスがとれていると報告しました。「昨年の収穫難を経て、南米とフランスでの生産高が通常の規模に戻ったことが、業界全体に影響している。」とゼイ氏は付け加えた。

カリフォルニアプルーン生産者は過去100年以上にわたり責任を持って最高品質のプルーンを生産してきたと自負している。カリフォルニアが持つ世界に類を見ないハイレベルな農業基準と、カリフォルニア独特の最先端技術によるトンネル乾燥システムが生み出すプルーンの自然な甘みと高い栄養分、美味しさは６０カ国以上の輸出市場で高く評価されている。カリフォルニアは世界最大のプルーンの生産地であり、日本はカリフォルニアプルーンにとって最大の輸出相手国である。カリフォルニアは、これからも世界のプルーン市場をリードしていくために、科学的研究への投資も積極的に進めていく所存である。

カリフォルニアプルーン協会（CPB）について
カリフォルニアプルーン協会は、1952年にカリフォルニア州食糧農業長官の権限のもと、プルーン生産者と取扱業者を代表する機関として設立された。カリフォルニア州は世界最大のプルーン生産地で、サクラメントからサンホアキンバレーに及ぶ14郡に果樹園が広がっている。CPBはカリフォルニアの優れた食品安全基準とサステナビリティ基準に支えられた、何世代にもわたるクラフトマンシップで人々の健康を促進し、プレミアムプルーンカテゴリーをリードし続けている。
California Prunes. Prunes. For life.

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カリフォルニアプルーン協会日本公式ホームページ
https://www.prune.jp/

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