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    米『The Journal of Nutrition』で発表 プルーンの毎日の摂取が、炎症を抑え、骨の健康を保つ可能性~閉経後の女性にとって非薬理学的アプローチが有益であることの調査結果~

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    2024.01.12

    2023年12月12日、米『The Journal of Nutrition(米国栄養学会の国際誌)』誌にて、「プルーンを毎日摂取することで、骨シグナル伝達経路に関連する炎症マーカーが減少し、閉経後女性の骨量減少の影響が軽減される可能性がある」という新しい研究結果が示されました。

    「骨量減少は、50歳以上の女性の50%以上に影響を及ぼす重大な問題であり、治療法はありません。薬物療法やホルモン療法もあるものの、多くの場合、生涯にわたる管理が必要でリスクも伴います。ライフスタイルや食事の選択などの非薬理学的アプローチが、骨量減少の進行や軽減にどのように影響するかをよく理解することが重要です」と、研究責任者であるペンシルバニア州立大学キネシオロジー学部のメアリー・ジェーン・デ・ソウザ博士は述べています。

    プルーンを毎日50~100g(約5~12個)を毎日摂取することで、炎症を制御するタンパク質である「炎症性サイトカイン」と、慢性炎症反応を引き起こす、主要な免疫細胞の一種である「活性化単球」が減少することが明らかになりました。
    具体的には、プルーンを1日50g摂取すると、「腫瘍壊死因子α」の減少が見られ、プルーンを100g摂取すると、プルーンを摂取しない食事と比較して、インターロイキン-1β、インターロイキン-6、インターロイキン-8の分泌、および活性化単球の減少が示されました。

    「これらの発見は、プルーンに含まれるビタミン、ミネラル、フェノール酸、ポリフェノールなどの豊富な生理活性化合物が、活性化単球と骨吸収性炎症性サイトカインの分泌を抑制するために相乗的に作用しているからだと考えられます」と、共著者であるジョージア大学栄養科学科教授兼学科長のコニー・ロジャース博士(MPH)は述べています。

    ■治験の詳細と結果

    本治験は、より大規模な単施設並行群12ヵ月ランダム化対照試験(以下、プルーン研究(※1))の補助的治験でした。

    (※1)プルーン研究(2022年10月6日/Vol.116 No.4 P.897-910/https://doi.org/10.1093/ajcn/nqac189):閉経後女性を対象とした12ヵ月ランダム化比較試験にて、プルーンは股関節の骨密度を維持(研究者:デ・ソウザ MJ、ストロック NCA、ウィリアムズ NI、リー H、コルトゥン KJ、ロジャース C、フェルッツィ MG、ナカツ CH、ウィーバー C.)

    プルーン研究の目的は、55~75歳の非喫煙かつ高度肥満ではない閉経後女性(※2)を対象に、プルーンの骨保護効果に関連する、「免疫」「炎症」「酸化ストレスマーカー」の数値を、治験開始時と12ヵ月後に測定することで、効果を探索することでした。

    (※2)治験開始の少なくとも2ヵ月前から、フェノールを含むサプリメントや大量のフェノールを含む果実(リンゴとブルーベリー)を摂取していないことも条件として入っている。

    この治験は、183人の参加者を3つのグループ、①プルーン摂取無し(n=70)、②1日のプルーン摂取量50グラム(n=67)、③1日のプルーン摂取量100グラム(n=46)に分けて行われました。
    慣らし期間後、参加者は計12ヵ月間、各々のグループのプルーンの摂取量に従い、プルーンを食べた量と日数を日誌に記録しました。決められた摂取量の80%以上を摂取した場合を有効な治験対象とみなし、すべての参加者が処方された数の90%以上を摂取しました。
    また、参加者全員が、プルーン以外にも推奨されるカルシウムとビタミンD3を摂取するために、食事とサプリメントからカルシウム1200mgとビタミンD3 800IUを毎日摂取し、自由な食生活を送りました。

    「この調査結果は、”薬としての食品”の役割を調査する研究や関心の高まりに加え、私が同じデータを用いて行った他の研究を補完するものでもあります」とデ・ソウザ博士は述べています。
    例えば、彼女の以前の研究では、寛骨の整合性とプルーンの日常的な摂取量との間に関連があることが示されました。
    プルーンを食べない閉経後の女性は、毎日5~6個のプルーンを食べる女性に比べて、股関節の骨密度が1.5%低下していたのです。
    これらの結果は、この治験集団の中での骨量減少の結果は、実用的見地から重要といえます。

    カリフォルニアプルーン協会のドン・ズィー専務理事はこう語りました。「私たちのプルーン研究への投資は、公衆衛生の向上や、疾病予防と管理において食品が果たす役割の理解に役立つ、多くの重要な出版物や新しい発見につながりました。」続けて、「私たちは、カリフォルニアプルーンを楽しむことが健康上の結果にどのような効果をもたらすかを伝えるためのライセンスとなる、栄養調査プログラムの科学的厳密性に深くコミットしています。」と述べました。

    カリフォルニアプルーンは、4~6個で約100kcalで、20種類以上のビタミン、ミネラル、植物性化合物を含む栄養豊富なスーパーフードです。文化や民族を超えて親しまれている高級ドライフルーツのカリフォルニアプルーンは、その健康効果に関する研究により、健康増進や慢性疾患リスク低減のための食生活ツールとして、より深い理解を得ることに貢献しています。



    カリフォルニアプルーン協会(CPB)について
    カリフォルニアプルーン協会は、1952年にカリフォルニア州食糧農業長官の権限のもと、プルーン生産者と取扱業者を代表する機関として設立された。カリフォルニア州は世界最大のプルーン生産地で、サクラメントからサンホアキンバレーに及ぶ14郡に果樹園が広がっている。CPBはカリフォルニアの優れた食品安全基準とサステナビリティ基準に支えられた、何世代にもわたるクラフトマンシップで人々の健康を促進し、プレミアムプルーンカテゴリーをリードし続けている。
    California Prunes. Prunes. For life.

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    カリフォルニアプルーン協会日本公式ホームページ
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